竹の子の会/竹の子ようちえん
竹の子の会/竹の子ようちえん

おうちづくり

自然の素材や道具を使っての子どもたちの家づくりは、

竹の子ようちえんの日常的な遊びです。

どうして子どもは「おうちづくり」「おうちごっこ」が

好きなのか。

子どもの「おうちづくり」について森山先生に聞いてみました。

森山先生:「家をつくる」っていう行為は、

自分の領域の確保なのね。

「家」(うち)は自分の「内」(うち)でもある。

人がこの地球に属するために、自分の陣地を確保する。

それが、「家」でしょ。

こどもは、幼稚園に属するために自分の

 「おうちづくり」をするの。

そして、自分の心(=内)もそこに住めるようにする。

例えば、入園したばかりの子どもたちや、

何か不安があって心細い子どもは、

お母さんと園舎の押し入れや囲われた場所に

こもってしまうでしょ。

それも、「おうちづくり」。

朝一番に登園して、遊具や場所取りをすること。

それも「おうちづくり」。

男の子は、家の代わりに電車や車をつくる。

それも「おうちづくり」。

お母さんから離れて過ごす幼稚園では自分の居場所を

自分で見つけていかないと友達の輪に入れない。

だから、皆、自分のおうちをつくる。

「おうち」がお母さんに代わる“おおい”なのね。

そして、自分と他者との境界線なの。

 

おうちが出来ると「入れて。」「いいよ。」という

会話が聞こえてきて、おうちごっこが始まる。

それぞれの子どものおうちがつながって、

ままごと遊びに発展していく。

大人でいうと、ご近所付き合いだよね。

ままごと遊びが、出来るようになるというのは、

「仲間づくり」が出来るようになったということ。

子どもの心と心もつながっていくの。

子ども同士の社会生活は、「おうちづくり」から

始まるのよ。

子どもたちの社会生活への学びが、

遊びの中で毎日くりひろがられているのですね。

年長の後半になってくると、ままごと遊びのつながりも役割も

どんどん広がっていくようです。

楽しみに見守っていきたいと思います。